あしたのあさ、お迎えを呼んだわ

しおりさん、にっこりしていう
今夜が最後ね。

はじめて一緒にお風呂に入る
ぼく、裸じゃ悪いから
黒のショーツ穿いて、

どうしたの？
だって、お性器見せたら悪いかと思って、
まあ、お姉ちゃんに遠慮しないの
ほら、ぬいてぬいて

ま、大きくなってる。
にっこりわらってくれて
屈託のない全裸のしおりさん
素敵だな
女の人って素晴らしいなって。

一緒に寝る。
おたがいにショーツ一つで

女の人のいい香りがする。
あたしも、男子のたくましいところがよかったわ。
おとこの子って、いいなあ。
男子に生まれたかったなあ。
アキちゃんは、女の子に生まれた方が幸せかもね。
こんどは反対になろうね。
そして、しおりが彼に、アキちゃんが彼女になって
おつきあいしようね。

アキちゃんのこと、すきよ。
しおりさんは、アキの顔に何度もキスをして
しあわせそうに眠った。

翌朝の４時
黒塗りの高級車
運転手さんがやってきて

アキさんですか。
わたし、運転手の〇です。

これ、社長、いえ、しおりさんの
おとうさんから、心からのお礼です。
いずれ、アキさん、当家にお招きします。

そういって、
着替えた彼女を載せて
黒塗りの高級車は出発していった。