おまえ、逃げたな。
中庭で、節子教官が仁王立ちしているの。
このひと、こわい。
生徒はみんな、こわがって、そして嫌っている。
朝子、お前のバストには、毒素がいっぱい。
だから、女子高校生にしては不必要なほどデカいんだ。
吸引機ですってやる。
節子教官はさっきと違う、紫色の掃除機の先で、
半裸になって震えている、あたしのバストに向かって。
いや、いや、いや。
朝子のオッパイが吸収されちゃう。
やめて、やめて。
あたし、バストを吸収されたら、女の子じゃなくなっちゃう。
そうだな、子供を産んでも、母乳では育てられないな。
上半身は洗濯板になる。
そしたら、結婚も無理だろう。
もしかすると、下半身から、おちんちんが生えてくるかもしらんしな。
そういいんがら、節子教官はあたしの乳房に吸引機を当て続けるんです。
いやああああああああああ。
必死で叫ぶと、目が覚めたの。
はあ、はあ、ああ、はあ、あ、あ、あ。
お布団の上にちょこんと座っている朝子。
悪い夢を見たのだろう。
目が潤んで、息が荒い。
大丈夫?
アキちゃん。
抱きついてくる朝子。
パジャマのボタンが全部外れていて、
ノーブラのバストがポヨンって、
アキの胸板に当たる。
やわらかい。
こわかった。
朝子のバストがなくなる夢よ。
あたし、男の子にさせられて。
こわかった。
抱きしめる。
彼女はじっとしてたが、
やがて、うん、と言って離れて。
アキちゃんのこと、好きよ。
うん、朝子のこと、大好き。
いつか、いつか大人になったら、
アキちゃんの赤ちゃん産むんだからね。
朝子もう、決めたからね。
いつきめたの?
・・・・いま・・・・・・。
朝子は顔を紅潮させて、
キスをせがんだ。
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