上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
東京に行く荷物の中に
水着が一つあるの。
彼とプールに行こうかなって思って
水着を出してみたら、
あ、お尻のあたりが汚れているわ。
去年水着を最後に着たのは
アキちゃんたちと海水浴に行ったとき。
よく洗っていなかったのね。
お洗濯しなきゃ。
ベビィブルーの水着を洗濯しながら の続きを読む »
慰めたんです。
若い証拠よね?
可南子、こういう男子ってもともと好きだし
いいのよ。
不意に射精しちゃって 恥ずかしがる彼を の続きを読む »
それからばあちゃんの帰ってくる日まで
ぼく達は幸福だったよ。
姉ちゃんは、にこにこして、ずっと幸せそうだったし、
ぼくは、沢山彼女に甘えて、楽しかった。
ずっとノーブラだった可南子姉。
ぼくがせがめば、あいよって
乳房をさらして、ぼくは彼女の乳首を吸うことができた。
一緒にお風呂にも入った。
彼女は最後に抱きついてきて
ぼくの肩に頭を乗せて、
毎日たのしいよって
孝一さんのおかげよ。
ううん、ぼくわるいこと、聞いてはいけないこと聞いたし、
ううんそんなこと、いずれ話したと思うわ。
ホントにごめんなさい。
あたしの方こそ、孝一さん、
本当は処女の女の人の方が良かったの??
ううん、それは、ほんと絶対にない。
おれ、こだわってないよ。
ホント?
本当にほんと。
まあ・・・
可南子姉はちゅってしてくれた。
でも、ずっと僕のために薄着でいてくれた彼女は
くしゅんて、風邪をひき、それがあとあとまで響いてしまったんだ。
風邪と思っていた。
おれ、孝一。
でも、頭が痛くなってきて、
熱もどんどん上がって行って。
ばあちゃんに車で町の個人病院に言ったら
即座に入院ってことになった。
あつい、つらい、意識が遠のく。
ねむった。昏昏と寝た。
浅い眠りなのか、可南子がいつも出てきた。
にっこり笑う可南子が。
大丈夫よ、大丈夫。
孝一さんなら、すぐに治るわ。
きっとなおるの。
可南子がそばにいるから。
そういって、手を握ってくれた夢。
全部夢だったみたいだ。
今夜が山ですと、院長先生に言われた
おばあさまと可南子。
あたし、顔が真っ青になった。
もうこうなったら、祈るしかないの。祈ったの。
横になったおばあさま。
可南子はずっと彼のそばにいた。
おねがい、治ってください。
神様、彼を直してください。
川の向こうに連れて行かないで。
おねがいです。
可南子が代わりに死んでもいいから
彼を、孝一さんを助けて。
たすけて。
助けてください。
神様お願いよ。
午前3時に見てくださった院長先生。
肺炎の峠は越しました。
明日の朝にはもしかしたら目を覚ますでしょう。
だいじょうぶ。
そして、可南子の顔を見て、
あなたのおかげだ。本当に良かったよ。
そういって帰っていったの。
可南子、彼のお布団の端に顔を埋めて涙を流したわ。
本当に朝日が上がって、7時30分、
ううん・・・って、彼が言ったの。
孝一さんが気が付いたの。
先制、先生、看護師さん。
可南子は飛んで行って、報告して。
お二人が処置してくれてから、
彼と。
一緒に。
手を握って。
可南子・・・孝一さんの顔を見て
また、涙が出て。
恥ずかしいくらい、号泣して。
嬉しかったのよ。
もう、誰にも渡さないわ。
病気にも、天災にも。
可南子の彼よ。