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だって、コウイチくん、
可南子ちゃんが振り向いてくれなくなった、
といって、あやかに甘えてくるんですもの。

あたし、パジャマ姿のまま
キッとした目でにらんだのに。
おねがい、なんて言われて。

彼の半泣きのような目を見たら
うっかり油断して。

その晩、子供を抱くように
彼の頭を胸に抱いて寝る羽目になってしまい。

ヘンな朝を迎えたの。

コウイチくん、そのあともたびたび
あやかの部屋にやって来ては、

おねえちゃーん
と
甘えるもんですから、
あたしもすっかり慣れて、
彼を胸に抱きしめている晩もあったんです。

ある、梅雨の晩。
あたし、パジャマの前ボタンを開けて寝ていたの。
そうしたら、例によって彼が来て、
ねむる段になったら、
あたしの胸元に手を差し込んで、

なんと、バストを寝間着の外に引っ張り出して、
おかあさんみたい、
そういうと、チュウチュウ吸って。

あたし、何にも抵抗できなくて
そのまんまにしていたんです。