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可南子姉ちゃん、少し休みなよ。
うん・・そうしようかな？？

彼、あたしのことを抱っこして、部屋まで運んでくれる。
ごめん・・・いいのに・・
いっぺんやってみたかったんだ。
重いでしょ、可南子。
ううん、ウエイト落ちたんでないかい？
さっき計ったけれど、ちょっとだけ。
ホント？何キロあんの？？
教えないわよ、秘密。
ううん・・残念だなあ。
じゃあ、６０ｋ
うっそだあ、そんなにあるわけない。
おれが６２ｋなのに。

お昼ね、
俺も隣でいい？？
いいわよ。
可南子姉ちゃん、手ぇつなごうよ。
うん。
昨日の朝、すっごくうなされていたじゃん。
ん。
大丈夫、？
うん、ちょいと厄介な夢だっただけよ。
そうかい？
おれも、東京行きたいなあ。
いいわよ、でもみずいろ学園に入学しないとね。
女子校なの？
一応ネ。でもいまはこんな時代だから、
女子の格好とこころがある男子なら受け入れ可能なの。
オカマ科っていうんだけど。
その、朝子ちゃんの彼やくみこちゃんの相手もそうなの？
そうよ。外見も性機能も純粋な男子、でも、
でも？
女性装もしたいし、そうでなくてもインナーは女物をしているわ。
ほう。すごいな。この町でやったらリンチにあうよ。
貴方も入ってみる？？？たのしいわよ。
ううん・・・・少し考えさせて。

さ・・・
孝一さん・・
？
ありがとう。
何が？
彼になってくれて。
こちらこそ、こんな年下の相手になってくれて
姉ちゃん、だいすき。
あたしも。
一緒に寝よう。
甘えちゃお。

風邪の治りかけ。
彼とのキスは、しないほうがよかった。
このあと、可南子は死ぬほど後悔するのでした。