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2018_05
05
(Sat)16:20

可南子ちゃん、ねえちゃん、おれが

池のそばに彼女はいた。
潤んだ目をして。

姉ちゃん。
可南子姉ちゃん。

ねえちゃんの顔がキラッと光った。
ぼくの目を見て。
泣き笑いの顔になった。

可南子ちゃあアアアン。

頭半分小さい彼女を抱きしめる。
抱きしめる。
ずっとずっと。
ずーーっと。

孝一さん。
ねえ・・・・
心配しないで。

可南子は、あなたのものよ。
こころも・・・・
心も?
可南子ちゃんはうなずいて
もうひとつ
??
身体も・・・
カラダも??
姉ちゃんは目をつむった。
キス、キスをせがんでいる。

ぼくたちは、長いキスをした。
ながい、長い、キス。

そして森の中へ入っていった。
早朝4時50分。
森の中は、早起きの鳥たちだけだ。

可南子ちゃん。
孝一さん。

お互いの名を呼びながら
ぼく達は歩いて行った。

DSC04374.jpg

C.O.M.M.E.N.T

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